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b.無彩色と有彩色の組み合わせと視認性
○図23は無彩色の地色における各純色の視認性を示したものである。白地の場合は黄赤・黄・黄緑以外はほとんど視認距離が同じである。灰地の場合は黄・黄赤・黄緑が、黒地の場合は黄・黄赤・黄緑の順で良い視認距離を示している。全体として視認距離は彩度差より明度差の影響が大きく、明度差の大きいものほど視認性が高いといえる。

 

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11)色の可読性
○一般に図が簡単な文字・数字・図柄の場合は、図を無彩色、地を有彩色にした方が可読性が高い。可読性が高い色の組み合わせとしては、白−青、白−緑、白−黒、黒−黄、白−赤、白−紫などがある。

 

12)色の誘目性
○周囲の視覚障害物の中でのサインの目立ちやすさ、気づかれやすさの度合を示すものである。一般に彩度の影響が大きく彩度が高いほど誘目性は高いといえる。また、色相では赤・黄赤・黄などの色は誘目性が高く、青や緑は低い。

 

 

 

 

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